LPC812マイコンでUSBシリアルからGPIO制御
組み込み開発の自動テスト化検討のためにUSBGPIO8とか買ってみようかと思ったけど、マニュアル読むと単にPCからUARTコマンド送ってGPIO制御するだけっぽい
— ryochack (@ryochack) September 2, 2015
これならUARTがあるマイコンとUSBシリアル変換モジュール買えば、1000円以内で作れるな
— ryochack (@ryochack) September 2, 2015
UARTが付いているってのを最低条件にして、PICとAVRとNXPのマイコンの価格調べたらNXPのLPC812が一番安かった
— ryochack (@ryochack) September 2, 2015
ということで作ってみた。
GitHubリポジトリ
何ができる?
PCからのUARTコマンドでLPC812のGPIOを制御できる。(LPC812の電源供給はUSBから行う)
それだけ。
(UARTコマンドについてはGitHubのリポジトリを参照)
ただし、PIO0_0〜PIO0_17のうち、以下のGPIOポートはUART、もしくはRESETに割り当てているので使えない。
- PIO0_0 : RXD
- PIO0_4 : TXD
- PIO0_5 : RESET
これとJenkinsと連携させて、コミットがあったら開発デバイスの電源を入れて自動テスト、テストが完了したら電源をOFFっていうのを後々やりたい。
買ったもの
- LPC812マイコン 100円
- IC変換基板(20ピン・SOP) 524円/5枚 -> 105円/枚
- USBシリアル変換アダプタ
- VCC出力を5V/3.3Vで切り替え可能のもの。今回は既に持っていたこちらを使用。 1,512円
- VCC出力は5V固定だがこちらはとても安い。3.3Vに降圧する必要あり。 600円
- http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-08461/
材料費はマイコン100円+IC変換基板105円+USBシリアル変換アダプタ600円で800円くらい。(他にジャンパや抵抗なんかもあるけれども…)
LPCマイコンの開発環境
LPCマイコンの開発には以下を使用。
Flash Magicの書き込み設定。
LPC812はPIO0_12をLOWにしながら電源を入れるとISPモードで起動できる。(Boot loaderのversionが13.4より前では、PIO0_1)
ISPモードで起動後、ここのhexファイルをFlash Magicで書き込めばUARTコマンドからLPC812のGPIO制御ができるようになる。